自律神経失調症と鍼灸の関係

自律神経失調症と鍼灸の関係

鍼灸院では鍼や灸による施術を受けることになるのですが、この施術は自律神経失調症にもおすすめできます。こちらでは、自律神経失調症と鍼灸の関係性についてご紹介いたします。

内臓の不調や体の痛みが自律神経失調症をもたらす

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の二つに分けられていることはよく知られています。しかし、きちんと自律神経の説明がなされているものは非常に少ないと感じています。ここでは自律神経のことをもう少しじっくりと考えてみます。

自律神経は「自ら律する神経」と書きます。つまり脳からいちいち指示しなくてもそれぞれが必要な働きをしているのが自律神経です。全身いたるところにある神経ですが、その先には受容器(アンテナ)が張り巡らされています。それぞれの場所にある受容器で体の変化をすぐさま感じ取ります。体が恒常性を維持(ホメオスタシス)するための大切な仕組みです。

具体的には気温の変化、血中の酸素濃度、血糖値などあらゆる変化にすぐ対応するのです。常に体の状態を保つために情報を集め、その情報を基に最善の状態に維持するよう自分で調整しているのです。

しかし、内臓の不調や病気、体の痛み等が大きな信号を中枢(脳や脊髄)に伝えると、体の調整が上手くいかなくなることがあります。またその情報を集める受容器(アンテナ)の部分そのものの周囲が炎症を起こし、痛みを発生させていると大げさに感じ取ったり、間違った情報を送ったりしてしまうのです。

鍼灸治療はその根本である痛み、炎症を改善させるのです。

血流と自律神経のバランス?

めまい・耳鳴り・肩の痛みやこり・腰の痛み・手足のしびれなどの原因は「血行不良」と「自律神経のバランス」だという表現は健康関連の情報でよく使われています。しかし結構間違った内容が多いと感じます。適当にそんな言葉でごまかしている印象です。

本当に血流が悪くなると、上のような症状なんてもので終わりません。その場所はダメになってしまいます。血流が良くない時は、痛みや炎症が交感神経を働かせて血管を収縮させてしまっているのです。血流の悪さは症状の原因ではなく、体の不調の結果として起きているのです。

「自律神経のバランス」という言い回しについても問題ありです。ちょっと難しい表現ですが交感神経と副交感神経は拮抗支配といって反対の働きをします。しかしシーソーのように働いている訳ではありません。どちらかが調整をするよう切り替えがおこなわれます。全身に影響するもの、体の部分それぞれで働くものの両方があります。両者がバランスを取っているなんて間違いです。

上の章で書いたように調整が上手くいかなくなることが問題なのです。

鍼による施術と自律神経失調症

今まで書いたことのまとめのようになりますが、自律神経の調整が上手にできなくしてしまっている痛みや炎症を取り除くことが鍼灸の仕事です。結果として感覚器等がきちんと体の状態を正しく見きわめ、体を適切に調整するようになります。

最後に、自律神経失調症は解決できないものではありません。諦めないことが、苦痛のない毎日を手に入れるための第一歩なのです。

兵庫県三田市や周辺で鍼灸院をお探しの方は、ぜひ当院へご相談下さい。当院ではお客様一人ひとりに合わせた施術を心がけ、苦痛のない毎日に近づくお手伝いをいたします。メニエール病や突発性難聴などでお悩みの方も、ぜひご相談下さい。