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テニス肘

2020年06月24日、掲載

フォアハンドテニス肘

腕を下ろして手のひらを前に向けた姿勢で肘の内側が痛むものがフォアハンドテニス肘と言われています。フォアハンドのストロークで傷めることがあります。
野球肘、ゴルフ肘もこのケースが多いと思います。

上腕骨の内側上顆(という骨の場所)が 痛むということで、肘の骨に注目してしまうのですが、やはり注目すべきは筋肉です。

肘の内側に付いている屈筋群が傷んでいることが多いと感じます。
屈筋群の緊張を緩和することが大切です。

バックハンドテニス肘

腕を下ろして手のひらを前に向けた姿勢で肘の外側が痛むものがバックハンドテニス肘と言われています。
バックハンドのストロークで傷めることがあります。

上腕骨の外側上顆が痛むということで、こちらも肘の骨に注目されることもあるのですがこちらも注目すべきは筋肉です。
肘の外側に付いている伸筋群が傷んでいることが多いと感じます。

こちらも同様に伸筋群を中心に筋肉の緊張を緩和することが大切だと考えます。

当院での鍼灸治療

上でも書いたように、筋肉の緊張を改善させることが重要です。
関節部の骨に異常が無い場合には筋肉以外に原因は無さそうです。

それぞれ不調な筋肉は反応点を形成しています。
具体的には一部の筋束(筋肉の束の一部)が過剰に緊張している場合やその部分が炎症を起こしている場合はその筋肉に沿って反応点が見られます。

どの筋肉が良くないのか、緊張しているのかを反応点により探します。
そしてその筋肉に鍼刺激を加えます。

また内臓の反応点にも着目します。
肘(他には肩関節の場合等)の筋肉のコンディションには呼吸器の状態が影響します。
気管支や肺の反応点への鍼灸刺激をおこない、体そのもののコンディションアップを図ります。

筋肉への過度な負荷が主な原因と考えられますが、呼吸器の状態は無視できません。
風邪気味かな?そんな時は休むのが一番ですが、休めないアスリートの方であれば念入りに肘関節、肩関節のストレッチをおこなってからテニス(競技)に臨んで下さいね。
大きな故障につながりかねません。

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