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更年期障害

2019年05月20日、掲載

当院でもよくこの病名の方はいらしゃいます。
症状は人によって違う場合が多いように感じます。
結構つらい思いをされているようです。

この更年期障害ですが閉経して女性ホルモンの分泌が減少することでホルモンのバランスが崩れると言われています。
そのために様々な不調が出ると言われています。

ホルモンは微量であっても体への影響が大きいので、ホルモンの分泌が変化すると体の変化も出ると予想できます。

しかしここで一旦、立ち止まって考えたいのです。
もしホルモンバランスだけが原因だとしたら・・・

閉経による分泌の変化ということを考えると二度と治らないということになってしませんか。

現実はどうでしょうか。
実際には数年で改善する人が多いですね。
更年期を過ぎたら元気になったなんて言う話もよく聞きます。

様々な考え方があることは事実です
ただ、私には閉経によるホルモンバランスだけが原因とは考えにくいのです。

いろんな症状があると言われていますが、私はそれぞれの症状を「更年期障害」と一まとめにすることが問題なんだと思います。

それぞれの症状には、それぞれに原因があるのではないでしょうか。
それを丁寧に考えていかなければいけないと思います。

更年期障害の症状の例

・心臓がドキドキする(動悸)
・大量の汗をかく
・お腹の調子が悪い
・不眠
・顔がほてる
・足が冷える
・イライラする
・疲れやすい
・めまい

お気づきの方も多いかもしれませんが、これらの症状は自律神経失調症の症状と重なります。

つまり、更年期障害は更年期に発症した自律神経失調症だと私は思うのです。

男性は更年期を経験したこともないのに・・・
とお叱りを受けそうですが、もちろん辛くないとは思っていません。

理由がホルモンであるいケースばかりではないと思うのです。

つまり、更年期障害は更年期に発症した自律神経失調症だと私は理解しています。

当院の鍼灸治療

・不調箇所を徹底的に刺激
・感覚器の反応点を刺激
・内臓の反応点を刺激

上に書いたポイントはどんなことに関係してくるのでしょうか。

私の考え方はこうです。

それぞれの不調個所は炎症や痛みを起こしていることが考えられます。
そしてこれらは自律神経の交感神経系を興奮させる要因になります。
交感神経系の過剰な興奮はつらい症状につながっていきます。

それぞれの方に必要だと考える反応点への刺激で改善を目指します。

注意しておきたいこと

・ホルモンのせいだと諦めないこと
・少し長い目で見て腰をすえて取り組む
・セルフケアもやってみること

体調を戻していくには少し時間がかかることもありそうです。
しかしやみくもに不安になってはいけないと思うのです。

ご自身の弱点は何かを見極めながらじっくり取り組めば改善が期待できると思います。

関連項目

自律神経失調症

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