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平衡感覚の失調 めまい

2020年07月25日、掲載

めまい 平衡失調

少し前に六甲山での恐怖体験(乗り物酔い)の話をしました。

今回は平衡感覚の失調、めまいの話です。

鼻と耳はつながっています。

鼻炎は軽いものであっても内耳に影響を与えます。

炎症によって内耳の環境が悪くなるのです。

内耳にある三半規管は平衡感覚を感じ取って体の傾きや位置を教えてくれます。

頭の位置、方向が動くと三半規管内のリンパ液が動きます。

リンパ液がどう動いたかをセンサーが感じます。

そうすることで自分の頭の方向、平衡感覚を感じ取るのです。

内耳の悪化とは何かを掘り下げて考えてみます。

私はリンパ水腫のような膨らみが問題だと考えています。

この水ぶくれのようなものが、三半規管内のリンパ液の流れを妨害します。

言い換えると普段とは違う流れ方をするようになってしまうのです。

すると体の頭の傾きや位置を正しくつかめなくなります。

つまり、左右の三半規管から異なる信号が送られてしまいます。

結果として目が左右に揺れます。

この時に感覚としては目が回った感じになるのです。

症状の改善のためには、耳と鼻に加えて咽喉(のど)の反応点への鍼灸刺激が必要です。

これらをきちんと良い状態にしていくことが大切です。

病院に耳鼻咽喉科という診療科目があるのは耳、鼻、咽喉が関連するからなのです。

2020.7.25

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