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膝の痛み(膝関節の痛み)

2019年05月14日、掲載

膝の痛みは関節の痛みですね。
そこで考えたいのです。
この関節とは何でしょうか。

関節は関節でしょ。
何を言ってるの?と思われるかもしれません。

答えは膝の折れ曲がる部分全体のことを膝関節と言います。
この膝の中でも膝の内側、外側、真ん中、裏など傷める場所は人によって違います。

今度はその膝関節の中でどこが痛いのだろうと考えたいのです。
関節というと骨をイメージします。
しかし痛いのは骨なんでしょうか?
ここを思い違いしますと遠回りになってしまうように思うのです。

私なりの答えとしては痛むのは筋肉です。
当院では、膝痛の方の中で、ふとももの筋肉が良くない場合が多く見られます。
もう一つは筋肉が骨にくっつく部分です。
この部分を腱(けん)と言います。
あと、多くはないかもしれませんが靭帯の損傷の場合も考えられます。

これらの筋肉を緊張させる根本原因は泌尿器、生殖器などの内臓です。
私の施術ではふとももと同じ位に泌尿器系、生殖器系の反応点を重視します。


でも膝とは関係ないように思うかもしれません。
しかし泌尿器生殖器の反応点は膝、ふとももの施術で重要なポイントなのです。

それはどういうことかと言いますと

これらの粘膜等が炎症を起こすとお尻や腰、そしてふとももの筋肉を緊張させると考えているからです。

ふとももの筋肉は膝周りの骨にくっついています。
その筋肉が緊張することで膝の周辺が痛むのだと考えています。

施術について具体的には次で見ていきます。

当院での鍼灸治療

先に書いたように痛みを出しているのは主に筋肉だと考えています。
その筋肉の緊張を神経は感じ取って脳に信号を送ります。

筋肉を動かすには信号が必要です。
筋肉が凝っている時、一部が緊張している時も電気信号が来て筋肉を動かしているのです。

ここで重要なことはその信号の元はどこだろうかということです。
脳みそが「動け!」と命令を出していないのに筋肉が動いているのです。
この仕組みを考えて施術することがとても大切です。

具体的には以下のように考えます。
反応点の中で、泌尿器系、生殖器系の反応点を重視します。
それらの反応点を確認し、鍼やローラー鍼で刺激を与えることで反応点を変化させていきます。

これは体性-内臓反射と呼ばれる神経活動を利用したものです。
この作業では発信源となる内臓の炎症をターゲットにしています。

その上で次に以下のような施術をおこないます。

・緊張したふとももの筋肉への刺激を与える
・お尻や腰の筋肉への刺激を与える

まとめますと、膝回りの筋肉を緊張させる可能性のある内臓と結果として緊張した筋肉の緊張緩和の両方が必要だと思います。

それに加えて泌尿器系、生殖器系の反応点に自己ケアをおこなうことをおすすめします。
せんねん灸等市販されているお灸がいいと思います。
普段から身体のコンディショニングができると理想的ですね。

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