尿失禁・尿漏れ

2019年05月20日、掲載

お腹にグッと圧力がかかった時、不意に漏れることがありますね。
尿失禁、尿漏れのお悩みを持つ方は意外に多いと考えています。

これらは他人に相談しにくいのだと思います。
一人で悩んでいる方も多いはずです。
だからこそ、コツコツ取り組んでよくなって欲しいと思います。

膀胱の粘膜に慢性的に軽い炎症があると考えられます。
そのため膀胱は敏感な状態になっているのでしょう。

敏感な状態ではちょっとした刺激に反応してしまいます。
パンパンに腫れた場所に触れると無茶苦茶痛いというのと似ています。

粘膜の炎症に着目し、コンディションの改善を図ります。

当院での鍼灸治療

上で述べたように膀胱を重視しています。
炎症を改善させるのは少し手間がかかりそうです。

膀胱反応点を確認します。
その膀胱反応点への刺激で粘膜のコンディション改善を図ります。
鍼、灸（きゅう）の併用が効果的だと考えています。

根気よく取り組めば改善が期待できます。
過敏な状態を改善することが一番の目的です。
当院でおこなう鍼灸刺激で改善を図ります。

その上で、患者の皆さんにはご自宅でも、お灸などの自己ケアをおすすめしています。

きちんと使えば市販のお灸等は大きな戦力になると感じています。
セルフケアは一定の期間継続することが必要になりそうです。
お灸をする場所は、施術の際に確認します。

尿漏れには○○のツボ！
という感じの広告を見たことがあるかもしれません。
いわゆるツボでも効果的な場合があります。

しかし皮膚反応として出てくる場所は個人差もあります。
反応点はそれぞれ患者さんに微妙に違って出てくる可能性があります。
きちんと膀胱の反応点を刺激することが大切だと私は思います。