なぜ転びやすくなったのか
2020年02月26日、掲載
「足腰が弱くなってしまってよく転ぶようになりました」
「足腰を鍛えた方がいいのかしら」
よく転ぶようになったとお困りの声を聞くことがあります。
転倒で大腿骨(ふとももの骨)を骨折して寝たきりになる方も多いと言われています。
「予防のため、足腰の筋肉を鍛えましょう」という話もよく聞きます。
運動器に障害が起きて介護が必要になったり、そのリスクの高い状態になったりすることをロコモティブシンドロームと呼んでいるそうですね。
もちろん、筋力の維持は必要だと私も思います。
しかし一番の原因は平衡感覚が弱っていることだと私は考えます。
運動する時には、身体からの情報と平衡感覚等を基に脳で運動を調整します。
平衡感覚が正しく脳に伝わらなかったら、どうなるでしょうか。
そうです、正しくない信号が届きそれを使って調整をすることになるのです。
そうすると正しい運動(身体の動き)が出来なくなるのです。
つまり転んでしまうことに繋がるのではないかと考えられます。
やはり、内耳(三半規管など)のコンディションは重要と言えます。
こんなに大切な仕事をしているのですから。
また内耳の不調はめまい、立ちくらみ、ふらつきにもつながります。
内耳のコンディションを保つことがとても大切ですね。
転びやすい方には内耳の反応点をお手当てすることをおすすめします。
ぜひとも転びにくい身体に戻していきたいですね。
2020.2.26