肩こりと咽喉(のど)
2021年08月17日、掲載
咽喉のことを考えてみる
当院にも多くの方が見える肩こり。
「その症状は咽喉(のど)から来ていますよ」
と伝えると時々疑いの眼差しで見られます。
肩と咽喉って言われても実感がわかないのでしょうね。
でも風邪を引く時に肩こりを感じた方も多いのではないでしょうか。
実はとても関係が深いのです。
咽喉から来るとはどういうことかと言いますと、咽喉の粘膜の炎症が影響しているということです。
粘膜の炎症が結果として、首や肩の筋肉を緊張させてしまうのです。
そしてこの筋肉の緊張が、皮膚や筋膜のつっぱりを起こします。
このつっぱりが肩こりの不快感に影響しています。
筋膜リリース
最近は「筋膜リリース」等筋膜に注目することが増えてきたように思います。
これは肩こりのメカニズムを追究する上でとても重要な視点です。
ただ筋膜は自分では動かないので、筋膜を引っ張る筋肉が真犯人だと私は考えます。
筋膜だけに注目するのは間違いですね。
指先で触れると咽喉に反応点が確認できます。
おさらいですが反応点は、炎症や痛み等の良くないところを皮膚に表す注意信号でしたね。
咽喉の炎症に対応させるのと、緊張した首肩の筋肉の反応点に施術をおこうという両面でのアプローチが反応点治療の特徴です。
首肩の筋肉と胸の筋肉も確認が必要です。
粘膜は常に微生物との戦いにさらされています。
カビや細菌、等微生物が粘膜にくっつくのを防ぎたいものです。
そのためには潤いが大切です。
咽喉への注意もお忘れなく!
2021.8.17