お灸(きゅう)の話
2021年08月25日、掲載
お灸について
お灸(おきゅう)=やいと
「鍼灸治療」の灸は、おきゅうのことです。
このお灸は、「やいと」とも言います。
でも、地域による言い方の違いもあり、「やいと」では通じないことがあります。
今回はこの、お灸について触れてみます。
お灸も古来より使われてきた健康法です。
当院でもよく使います。
健康づくりには重宝する優れものです。
鍼灸院での治療に併せて、家庭でも使ってみてはいかがでしょう。
市販のお灸でも、「せんねんきゅう」などいいものが出ています。
ただし、火の始末には十分ご注意くださいね。
どんな使い方がいいか
「せんねんきゅう」の「説明書やインターネットでツボの説明を見ることができます。
しかし私の考え方では全てがお薦めできるツボとは言えないです。
当院にご来院の方は自分に合ったツボ(反応点)を施術時に確認して下さいね。
その時、その時に必要な場所が違うこともあります。
お灸をして健康管理をすることは自分でできる健康法としては便利な方法です。
私は内臓の疲れ、不調に特にお奨めしたいと思います。
温熱刺激が脊髄を通して反射的に自律神経を働かせます。
それによって身体を良い状態に整える働きを強めます。
肩こりや腰痛にはどうか
実はせんねん灸等のお灸でも少しは効果が出ると思います。
しかしこれら筋肉の緊張から来る痛みなどの症状には劇的な効果は期待できないと感じます。
もしどうしても筋肉の症状も自分で改善したいという場合は、結構熱いお灸にする必要があります。
かなりの熱さが必要だと思いますのであまりお奨めしません。
上で触れたように内臓の不調へのアプローチとして使うのがいいと思います。
2021.8.25