どこから来るのか!
2022年07月16日、掲載
「〇〇から来ている」
鍼灸院や病院その他施術所でもよく聞かれる言葉だと思います。
例えば、首から来ている、または腰から来ている、内臓から来ているなどなど。
これらの言葉は痛みや辛い症状の原因は何だろうかという時の回答です。
結構耳にすることも多いですね。
ただ私は「首から来る」と「腰から来る」と聞くと違和感があります。
何が来るんだろう・・・
神経の圧迫による症状という考えの時に言われることが多いように思います。
私は「内臓から来る」ということを大切に考えています。
内臓や器官の炎症は骨格筋の緊張に関わります。
これは鍼灸学校時代の教科書にも書いてありますよ。
鍼灸だけで通用する勝手な理論ではないですよ。
内臓の中でもどこから来るのかを反応点を基にして考えます。
しかし首や腰から来るというのは嘘だとは思いません。
筋肉や筋膜のつながりの関係から考えると納得できることが多いですね。
私は神経の物理的圧迫等より筋肉、筋膜の構造を重視します。
構造を考えると鍼灸施術のヒントが見つかるのです。
2022.7.16