寿命について考えてみる
2022年10月25日、掲載
今日は寿命について考えてみます。
あくまでも一つの見方ですので、年配者を悪く言う意図は全くありません。
さて人間の寿命はいくつ位だと思いますか?
発表されている平均寿命は、男女で開きはありますが80歳代です。
しかし数十年前までは「人生50年」と言われていました。
だから本来これ位が生理学的な寿命なのかもしれません。
体や健康のことを考える時、自然界の動物を見てみると理解へのヒントがあります。
鮭は産卵後に死んでしまいます。
また交尾の後、カマキリの雄は雌に食べられることもあります。
例のように自然界の生物の中には子孫繁栄の営みが終わると死んでしまうものもいます。
これを寿命として人間に仮に当てはめてみるとどうでしょう。
現在、女性の生理が終わるのが、ざっと50歳位だと言われています。
仮にその数年前頃に子供を授かったとします。
その生まれてきた子供が、子供を作る能力を持つのが中学生頃だとします。
そこまでは保護しながら育てるのが親の役割として計算するとその時、親の年齢は大体55~60歳位になります。
子孫繁栄の観点で見るとそこで親の仕事は終了します。
また、子や孫と食物争奪戦をしてはならないのです。
つまり、人間もともとこの頃まで体が維持できればいいという設計なのだろうと思います。
だからこの頃には体が弱ってくるのは自然なのかもしれません。
だから「そこまでで用無しですよ」というつもりはありません。
現に私がその年齢になっていますしね。
人は文明の中で栄養面、衛生面と医療の進歩で元気に長生きする方法を手に入れました。
素晴らしいことです。
長生きになったことで様々な病気や症状と向き合うことも多くなりました。
昔は病気になるまでに亡くなるケースが今より多かったのかもしれません。
しかし、メンテナンスしながら元気に保つことも可能になりました。
体は使わないと弱っていきます。
寝たきりになると筋肉が細くなります。
負荷がかからないからです。
それともう一つ大切なことがあります。
それは年配の方が家に籠りっきりにならないことです。
自宅でじっとしていると認知症になりやすくなるのではないかと思います。
脳を維持するためには刺激が必要なのです。
・旅行をする
・人と会う
・習い事をする
・おいしいものを食べる
・ごひいきの歌手を応援する
・サークル活動をする
こんなことを実践すると脳への刺激になると思います。
簡単に言うと健康管理と脳への刺激です。
意識して実行したいですね!
2022.10.25