浮遊性めまいと回転性めまい
2023年02月15日、掲載
めまい等の平衡感覚の問題について過去に何度も取り上げています。
今回は浮遊性のめまいと回転性めまいについてのお話です。
浮遊性のめまいの場合は立っていてもフワフワしている、地に足がついていない感じという風に言われています。
回転性のめまいは天井が回っている等周囲が回転しているような感じと自分自身が回転している感じになる場合等です。
両者を細かく分析して分類している場合もあるのですが、私はあまり重視しません。
内耳に問題があるということに違いはなさそうなので、これを細かく分けることにあまり意味を感じないからです。
ちょっと無責任な感じの表現ですが、突き放すようなつもりで書いたのではありません。
どういう意味かといいますと、私が患者さんにやることはどちらの場合も同じなのです。
つまり内耳のコンディションを良くすることを目的に施術するということはどちらも共通なのです。
具体的には内耳の反応点に鍼刺激を加えていくことです。
内耳はコンディションの変化が簡単ではない場所だと私は考えています。
そのためちょっと長い目で見ながら取り組む必要がある感じます。
苦しんできた患者さんに長いスパンで考えようというのは一見気の毒にも思えます。
しかし、じっくりやるべきなのです。
浮遊性のめまいの場合は・・・だとか、回転性のめまいは・・・と悩むことなくコツコツ取り組むことの大切さをお伝えしたいと思っています。
当院に通院される方にもご自宅での自己ケアを推奨しています。
刺激量を増やすことで改善につながるのだと考えています。
焦る気持ちはあってもじっくりとコツコツとやっていきましょう。
2023.2.15