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三叉神経痛について考えてみよう

2025年03月01日、掲載

三叉神経は顔面の痛みを脳に伝える神経です。
顔面に痛みがあるということは、痛みを感じさせる発信源があるということです。
当たり前のことを言うなと指摘がありそうですね。
したがって三叉神経痛の場合皮膚、その下の組織、筋肉などを確認していきます。
 
よく三叉神経への物理的な力が加わることによる障害だというような記述を目にします。
しかしそうでしょうか?
いつもこの手の記述には疑問を感じてしまいます。 

なぜならば、神経が障害されてしまったら痛みを伝達できないからです。
その痛みを感じているのですから神経そのものは正常だと考えます。
つまり神経の末端にある受容器(アンテナ)の先に痛みの原因があると考える方が妥当だと思います。

顔面神経痛という表現もありますが、顔面神経は運動にかかわる神経ですので、顔面部の痛みは三叉神経痛と呼ぶ方が正確だと思います。

顔面神経麻痺はどう考えるのか

上で書いた三叉神経痛を考える時に、顔面神経麻痺と混同されている可能性があると思うことがあります。
確かに、顔面神経麻痺の場合は神経の障害です。
何か物理的な力が加わって神経が障害を受けたのでしょう。
結果として顔面の筋肉等を動かす神経が麻痺しているので動きません。

当院での施術は以下のように考えています。
三叉神経痛の場合は顔面部やその周囲の緊張や痛みの発信源を探します。
そしてその部分の回復を図っていきます。
顔面神経麻痺の場合は障害された神経の回復が早くなることを目指します。

2024.3.1

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