つっぱりはつらいものです
2025年12月10日、掲載
タイトルに「つっぱり」とありますが昔の不良の話ではありません。
今回は皮膚や筋膜のつっぱりの話です。
肩こりや関節周りの痛みやつっぱりを感じる方は多いです。
肩こりと言えば筋肉がガチガチに硬くなるイメージでしょうか。
もちろん筋肉の緊張が起こりますのでその通りです。
それに加えて考えたいのが皮膚や筋膜のつっぱりです。
皮膚の下や筋肉の間等で筋膜が癒着した形になることがあります。
ちょっと首を動かしただけ、肩を回しただけでも周囲につっぱり感が出ます。
その抵抗感が不快で、疲労感にもつながるのだと考えています。
近年お医者さんで筋膜リリースの注射もおこなわれるようです。
超音波で画像を確認しながら筋膜の癒着部に注射液を入れます。
この注射液は生理食塩水と言いいますが、簡単に言うと塩水です。
その薬液が薬理作用を及ぼすわけではないのです。
物理的に癒着部が緩むという仕組みですね。
肝心の効果ですが諸説ありますが結構効果的なようですね。
軽い症状でしたら軽いマッサージのような感じでも改善するでしょう。
最近話題になることが増えましたが鍼灸の世界では随分前から筋膜に注目していました。
鍼灸刺激では筋膜の癒着部の緩和が起こります。
だから何を今さら・・・とは言いませんが、そんな感じです。
筋膜へのアプローチは実に効果的なのです。
それに加えて筋肉の緊張がどうやって起こるのかも考える必要があります。
その発信元は咽喉(のど)の粘膜です。
筋肉、筋膜、皮膚の緊張への対応に加えてこの部分のお手当ても大切なのです。
反応点の考え方では重視しています。
ご参考に 当院ホームページ内 肩こりのページです
https://kishimoto-harikyu.com/katakori/
2025.12.10









