スポーツコンディショニング
2019年05月20日、掲載
どんなアスリートや一流選手でも調子の波があります。
スランプに陥る選手も見かけます。
素晴らしい能力を持ちながら実力を存分に発揮できないのはコンディションの問題だと思います。
スランプ克服、成績の伸び悩みに大切なことは筋肉の張りや痛みだけではありません。
その他に以下のようなことも考える必要があると感じます。
・筋肉のコンディションの確認
・筋肉に影響を与える内臓反応点の確認
・内耳の反応点の確認
・その他の感覚器周辺の確認
運動の調整に関わる感覚がいくつかあります。
それをキャッチする感覚器のコンディションがどうなのかは大切な問題です。
ここの状態が繊細な動きに差が出ると私は考えます。
これらを管理していくことが必須だと思います。
もう一つ考える必要がある内容があります。
それはいいコンディションで競技に臨むということです。
どこにも痛みが無いというのは素晴らしいことです。
そこから一歩踏み込んで、いい動き、パフォーマンスができる状態を目指したいものです。
また、いい状態で臨むとケガしをしにくくなると思います。
競技本番と普段の練習
激しいトレーニングはアスリートに必要です。
筋トレや心肺機能を向上させる時は高い負荷をかけることも当然必要でしょう。
しかし疲労状態で日々を過ごすのも、そのまま本番を迎えるのも避けたいのです。
競技によってトレーニングの仕方に違いはあるとは思います。
しかし、緊張感の中で瞬発性を求められる競技なのにヘトヘトな状態で臨むのはもちろんダメですよね。
では普段のその練習ならいいのかと言えば、それもダメでしょう。
本番と同じようなシチュエーション、コンディションで日頃から繰り返し身に付けて行くものだと私は思うのです。
そのためには身体のコンディションも一定にしておくのがベストな選択ではないでしょうか。
私の提案
・直前対策として本番の2~3日前に万全な状態をつくる
・また普段のトレーニングの時もある程度の良い状態を維持する
・どこかが痛いかどうかだけが状態の判断基準ではないと考える
・感覚器や筋肉の状態も大切に考える
力が拮抗している相手との競争や高いレベルでの競技を行う場合、コンディションが結果を左右する可能性があります。
厳しい世界で活躍する方ほどしっかり考えないといけませんね。