立ちくらみ
2019年05月15日、掲載
立ち上がった時にフーッとします。
フラフラして倒れそうになることもありますね。
気分が悪くなって顔が蒼ざめることもあります。
何が起きているのでしょうか。
立ちくらみを起こす時は重力が急に変化したときです。
座っている状態の重力と、立った時の重力は違います。
そしてこの変化を感じ取るのは内耳の前庭器官です。
立ったり座ったりした時に重力が変化します。
こんな時は素早く正しい重力を脳に伝えないといけません。
しかしこの重力情報が少し間違って伝えられることが関係しているのではないかと考えています。
重力情報が少し間違っているってどういう意味?
そう思いますよね。
具体的には内耳の重力センサー部分にあたる場所が炎症を起こしているのではないかと推測します。
このような時、重力の変化を正確に脳に伝えられなくなり、一時的に脳の混乱を誘発するのだと思います。
大切なのは重力を感じ取る場所の環境です。
つまりの内耳に炎症という問題があるので、内耳環境の改善が大切だということです。
しかし内耳の環境をすぐに変化させるのは簡単ではないと思われます。
コツコツ日々のお手当が必要です。
家庭での自己ケアは改善のためにとても重要です。
そのためにセルフケアをおこなうことをおすすめしています。
具体的には、ローラー鍼による反応点刺激を続けていただくことです。
内耳の問題ということですので立ちくらみについては、めまいと同様の捉え方をしています。
当院での鍼灸治療についてはめまいのページもあわせてご覧下さい。
三半規管では平衡感覚を感じ取ると他のページでも書いています。
内耳でのもう一つ考えないといけないのが重力センサーの事です。
立ちくらみはこちらの問題でしたね。
立ちくらみの場合もめまい同様、貧血が原因ではないかとよく聞きますが、私は内耳の問題が大きいと感じています。









