病気や身体の不調が出ると多くの方が病院に行きます。
どんな診断が出るのかな、原因は何だろうかと不安になるものです。
ドキドキして検査結果を待つこともあるでしょう。
そんな時「検査結果は特に異常はなし」と言われたらホッと一安心でしょう。
それでも、辛い症状があるのに異常はないのかな?と心配になる方も多いはずです。
「こんなに辛いのに異常なしなんておかしい」と思うかもしれません。
当院でその不満を打ち明ける方もいらっしゃいます。
検査結果と自覚症状が一致しない場合ですね。
自分の辛さを理解されないことはとても歯痒いのでしょう。
ご本人の辛さはその方の主観ですから、症状と一致しないこともある。
確かにそうかもしれません。
ただ血液検査等でしっかりとその時の状態を確認できる検査もたくさんあります。
しかし、画像診断(レントゲンやCT等)の場合、全てがわかるわけではありません。
例えば脚の痛み、腰痛、膝の痛み、肩の痛み、五十肩などは多くの場合、筋肉の痛みです。
筋肉の状態を細かく捉えるのは難しいと思われます。
したがって画像だけでは判断できないのだろうと思います。
そんな時に当院では「反応点治療」という手法で施術します。
・筋肉の形に沿って出てくる筋肉の反応点
・その筋肉を緊張させた可能性のある内臓器官の反応点
これらを検討しながら施術します。
改善のための方法が見つかることが多くあるのです。
2025.3.25
検査結果は異状なしを確認する
三叉神経は顔面の痛みを脳に伝える神経です。
顔面に痛みがあるということは、痛みを感じさせる発信源があるということです。
当たり前のことを言うなと指摘がありそうですね。
したがって三叉神経痛の場合皮膚、その下の組織、筋肉などを確認していきます。
よく三叉神経への物理的な力が加わることによる障害だというような記述を目にします。
しかしそうでしょうか?
いつもこの手の記述には疑問を感じてしまいます。
なぜならば、神経が障害されてしまったら痛みを伝達できないからです。
その痛みを感じているのですから神経そのものは正常だと考えます。
つまり神経の末端にある受容器(アンテナ)の先に痛みの原因があると考える方が妥当だと思います。
顔面神経痛という表現もありますが、顔面神経は運動にかかわる神経ですので、顔面部の痛みは三叉神経痛と呼ぶ方が正確だと思います。
顔面神経麻痺はどう考えるのか
上で書いた三叉神経痛を考える時に、顔面神経麻痺と混同されている可能性があると思うことがあります。
確かに、顔面神経麻痺の場合は神経の障害です。
何か物理的な力が加わって神経が障害を受けたのでしょう。
結果として顔面の筋肉等を動かす神経が麻痺しているので動きません。
当院での施術は以下のように考えています。
三叉神経痛の場合は顔面部やその周囲の緊張や痛みの発信源を探します。
そしてその部分の回復を図っていきます。
顔面神経麻痺の場合は障害された神経の回復が早くなることを目指します。
2024.3.1
三叉神経痛について考えてみようを確認する
兵庫県三田市よりめまいと腰痛にてご来院
Sさん 初来院時80歳代 女性
最初は腰痛を訴えて来院された。
子供さんに大切にされている方で、毎回送迎してもらっていた。
その他頻尿や腹部の不調があるとのことだった。
主訴の腰痛は膀胱や子宮の粘膜に炎症があるからだと考えた。
これら泌尿器、生殖器の反応点にお灸を行い改善を図った。
少しずつコンディションも良くなっていった。
数回来られた後のある日、いつもよりも内耳の反応点が顕著に見られた。
初回から内耳に反応点は見られたが、その時はいつもより状態が良くなかった。
めまいが出ていないか?と質問したら驚いたようだった。
実は時々めまいが出て、日によってはかなりひどくなるとのこと。
めまいには内耳の反応点に刺激することを説明し、施術を始めた。
するとなぜめまいがあることが分かったのかと不思議がられた。
そしてホッとしたように話してくれた。
めまいがするのは脳に問題があって死が近づいているからだと思っていたとのことだった。
子供さんや家族に心配をかけると思い、誰にも言えずに過ごしていた。
しかし、脳ではなく耳の問題ではないかと思えたことで気持ちが楽になった。
そして、それだけでかなり元気な顔になった。
その後もめまいの施術を継続した。
状態も安定し、元気になられてこちらもうれしかった。
それ以来この方は私に向かって手を合わせt拝んで帰る方だった。
仏でも神でもない私に手を合わすのは恥ずかしかった。
(感想)
めまいは脳が悪いからだと思い悩んでいる方がいると気づかされた。
この方の場合のように良くなる可能性があると分かると元気が出るものです。
簡単にあきらめずにお手当してみる価値はあると感じています。
(参考)
当ホームページ内 めまいのページ
https://kishimoto-harikyu.com/memai/
2025.1.27
めまいの施術例 1を確認する
手がしびれる。
足がしびれる。
脚がしびれる。
多くの方がしびれを経験しています。
正座を長時間した後にもしびれを感じます。
平気な方もいるかもしれませんが、私は結構しびれます。
お坊さんは平気なのでしょうか。
このしびれは皮膚がピリピリとしている感じとでも表現しましょう。
患者の方と話していると「しびれがあります」「しびれています」等と表現されます。
開院して間もない頃はしびれ感とはこの、皮膚のピリピリ感のことだと判断していました。
しかし長年話していますと、患者さんの言う「しびれ」はこのピリピリ感だけではないことが分かりました。気道の炎症があると敏感になります。
他の「しびれ」とは何のこと?と思う方もいらっしゃいますね。
実は鈍痛、ズーンと響くような痛みのような感じ、重だるさ、えぐみとでも言いましょうか、この手の感覚も「しびれ」と表現される方がいらっしゃいます。
しかも一定の割合でいらっしゃいます。
どちらも辛い症状です。そうならば管理しながら過ごすことが必要ですね。
そしてどちらも筋肉の緊張が関係していそうです。
筋肉の緊張へのアプローチが必要になりそうですね。
その上でピリピリ感のしびれは特に皮膚、筋膜に着目しないといけないと思います。
感覚としてはちょっと違うものですが、表現としては同じ「しびれ」が使われることがある。
開院間もない頃はしばらく気づきませんでした。
どちらが正しい、正しくないはどうでもいいですがね。
いずれの場合も辛い症状です。
我慢せずにお手当てしてはいかがでしょうか。
当院ホームページ、しびれ感のページです。
よかったらこちらもご覧下さい。
https://kishimoto-harikyu.com/page-1271/
2025.1.20
しびれ感という表現についてを確認する
今年もあとわずかになってきました。
多くの方がお休みに入ったとこでしょうか。
年末年始もお仕事の方もいらっしゃることでしょう。
最近のニュースでも盛んに報道されていますがインフルエンザが大流行しています。
空気も乾燥していますから流行る要素も整っています。
人混みに行くと無事で済むとは限りません。
そうは言っても人とたくさん会う時期ですね。
そんな中でも、なんとか風邪引きを回避したいものです。
・休暇中とは言えあまり無茶な生活をしない
・室内の湿度を保つ
・外出時はキャンディやガムで喉の乾燥を防ぐ
こんな感じでしょうかね。
手洗い等できることはきちんと行いましょう。
完全にウィルスや菌を避けることは不可能です。その上で気管支の反応点をお手当するこだからこそ、できる対策はおこなうことが大切です。
そして一番は大事ななのは元気な体を維持することですね。
抵抗力のある状態で過ごして風邪をはね返しましょう。
2024.12.29
年末年始、それ以降も風邪引きに気をつけて!を確認する
兵庫県加東市より不妊症にてご来院
Mさん 初来院時30歳代 女性
不妊症で病院に通院中である。
その他の症状として肩こり、冷え性がある。
数日前に人工授精をおこなってきたとのことだ。
判定日までの間に当院に来られた。
その時の人工授精では残念ながら良い結果は出なかった。
当院では子宮、卵巣、肝臓の反応点を中心に施術をおこなった。
当院に通院中に不妊治療の病院を2度変更された。
三番目のお医者さんでステップアップして移植手術を受けられた。
当院に来られてから3ヶ月位のある日、妊娠判定が出た。
安定期まで定期的な通院をおすすめしたが、多忙なこともあって鍼灸の施術はここで終了になった。
(感想)
相性のいいお医者さんに巡り合ったこともいい方向に変わった理由の一つだったのかもしれない。
また鍼灸施術を始めたことでコンディション向上が吐かれた可能性もある。
妊娠判定という良い結果が出たので本当はより安心するために安定期まで鍼灸を継続した方が良かったと感じた。
(参考)
当ホームページ内 不妊症・不妊治療・妊活のページ
https://kishimoto-harikyu.com/ninkatsu/
2024.12.2
不妊症・子宝鍼灸の施術例 1を確認する
テニス肘、野球肘、ゴルフ肘
という言葉を聞いたことがありますか?
スポーツ障害で肘を傷めた場合の呼び名ですね。
アスリートの方で肘の故障でお悩みの方も多いと思います。
肘も関節です。
この肘関節の場合も他の関節と同様骨が注目されがちです。
しかし骨が原因で痛みが出ることは私は少ないと思っています。
では何が問題なのかと言いますと「筋肉」です。
感のいい方はいつもの話だなと気づかれたのではないでしょうか。
そうです、いつものパターンです。
肘の関節は主に肘から手首の周囲にくっついている筋肉が問題です。
・肘の骨に筋肉がくっついている場所
・またはその少し先の筋肉の膨らみの場所
肘の内側の場合も、外側の場合もあります。
両方傷める場合もありますね。
筋肉の緊張や腱の炎症等もあるかもしれません。
これらの状態を改善させると肘関節痛は和らぐはずです。
もちろんスポーツ以外で肘を傷めることもあります。
農作業や力仕事等でも傷めることは十分考えられます。
筋肉の緊張緩和には鍼の出番です。
お灸も効果はあると思いますが、かなり熱いものが必要だと思います。
したがって私はこのような場合は肘にはお灸を使用しません。
鍼でコンディション改善を図ることをおすすめします。
もう少し詳しく見てみたい方は当院ホームページ「テニス肘」のページもあわせてご覧下さい。
https://kishimoto-harikyu.com/page-1568/
2024.11.27
肘関節(ひじ)の痛みについて考えてみようを確認する
ちょっと前まで暑い夏でしたね。
また暑さも長く続きました。
しかし、空気は冷たくなってきました。
また日によって気温がコロコロ変わって寒暖の差も大きくなります。
これからの季節は空気の乾燥してきます。
そのために風邪を引きやすくなってきます。
こうなると気管支の炎症が起きやすくなってきます。
つまり気管支喘息の症状が出やすい時期になってきたということですね。
気道の炎症があると敏感になります。
また気道が狭くなってしまうのでより敏感な状態になってしまします。
やはり気管支のコンディションを良くしておきたいですね。
気管支喘息が完全に治るようになるといいのですがまだそうなっていません。
そうならば管理しながら過ごすことが必要ですね。
処方された薬はきちんと準備しておくことが大切です。
発作時のお薬は特にきちんと管理しておくことが必要です。
その上で気管支の反応点をお手当することがおすすめです。
小児針を使うこともおすすめです。
辛くなるこの時期です。
これをきっかけに鍼灸でのお手当も考えてみませんか?
当院ホームページ、気管支喘息のページです。
こちらもよろしければご覧下さい。
https://kishimoto-harikyu.com/zensoku/
2024.11.1
喘息の方にはつらい時期になってきましたねを確認する
ネット記事で「アイフレイル」という言葉が出ていました。
「フレイル」という言葉は最近よく耳にします。
介護が必要な状態ではないけれど健康な状態ではない間の状態ですね。
それの「眼」バージョンとでも言うことでしょう。
眼が半分病気のような状態ですね。
東洋医学でいう未病の状態とも言えますね。
気づかないうちに悪くなっていることもあるようです。
自覚症状はなくても症状が進んでいることもあるのだそうです。
今日は10月10日。
「10」を横に向けると、眉と眼に見えることがいわれのようです。
眼の愛護デーですね。
今日をきっかけに眼の健康を意識できるといいですね。
眼の症状は自覚がなくてもジワジワ悪化することもあります。
眼科医に罹ること、鍼灸でのお手当もおすすめです。
2024.10.10
アイフレイル って何を確認する
兵庫県三田市より肩こりにてご来院
Nさん 初来院時40歳代 男性
常日頃から肩こりに悩んでいる。
デスクワークが多くパソコンでの仕事の時間も多い。
そのため肩こりがとても辛いとのことだ。
その他腰痛も出ることがあり、目の疲れも感じている。
肩の筋肉が緊張するのは咽喉(のど)の炎症が関係すると考える。
したがって喉の粘膜の反応点を確認し、刺激をおこなった。
その上で次は頚肩部の筋肉へのアプローチをおこなった。
具体的には僧帽筋、胸鎖乳突筋の緊張緩和だ。
もちろん、この両方の筋肉にも反応点が確認できた。
原因と思われる場所と結果として現れた苦痛の箇所に施術した。
1回目の来院でかなり改善を感じたとのことだった。
次回は2週間後に来院されたが、2回目の時少し肩のコリも出ていた。
加えて軽いぎっくり腰のような状態であり、肩と腰その他内臓反応点も施術した。
施術後に肩こりも腰痛も軽減したが腰は少し不安がある。
本人曰く腰は80%位まで回復した感じになったとのことだった。
この後も来院されるが、忙しいので間が空いてしまうこともある。
定期的に鍼灸刺激をおこなうのが理想だ。
(感想)
仕事にもしっかり取組み、スポーツもされる元気な方です。
しかし体の状態にも気を配ることが大切です。
溌溂(はつらつ)とした毎日を送るためにも体のコンディション作りは大切ですね。
この方は、忙しくて定期的な来院は難しそうです。
うまく調整して定期的に来られるといいなと感じています。
そのためこの方にはセルフケアも実践いただいています。
(参考)
当ホームページ内 肩こりのページ
https://kishimoto-harikyu.com/katakori/
2024.9.13
肩こりの施術例 1を確認する
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