三田市、神戸市北区、西宮市、宝塚市等から来院頂いています。

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鍼灸

耳の日(33の日)

本日3月3日は桃の節句、ひな祭りです。

しかし私にとっては33の日(耳の日)の方が身近な感じですね。

当院には耳に関する不調で来られる方も結構いらっしゃいます。

・突発性難聴

・めまい

・立ちくらみ

・耳鳴り

・乗り物酔い

これらが代表例だと思います。

特にこれらは内耳の問題です。

突発性難聴以外は耳の問題?と思う方もいるかもしれません。

全てとは言いませんがこれらの多くは内耳の問題が関連していると考えています。

またパーキンソン病のお手当てでも私は重視しています。

本日3月3日は耳の事を考える機会にしていただければと思います。

当院の患者さんで内耳のお手当をすすめている方は再度自己ケアをきちんとおこなうきっかけにしていただけたらいいなと思います。

耳は本当に大切ですよ。

2023.3.3

浮遊性めまいと回転性めまい

めまい等の平衡感覚の問題について過去に何度も取り上げています。

今回は浮遊性のめまいと回転性めまいについてのお話です。

浮遊性のめまいの場合は立っていてもフワフワしている、地に足がついていない感じという風に言われています。

回転性のめまいは天井が回っている等周囲が回転しているような感じと自分自身が回転している感じになる場合等です。

両者を細かく分析して分類している場合もあるのですが、私はあまり重視しません。

内耳に問題があるということに違いはなさそうなので、これを細かく分けることにあまり意味を感じないからです。

ちょっと無責任な感じの表現ですが、突き放すようなつもりで書いたのではありません。

どういう意味かといいますと、私が患者さんにやることはどちらの場合も同じなのです。

つまり内耳のコンディションを良くすることを目的に施術するということはどちらも共通なのです。

具体的には内耳の反応点に鍼刺激を加えていくことです。

内耳はコンディションの変化が簡単ではない場所だと私は考えています。

そのためちょっと長い目で見ながら取り組む必要がある感じます。

苦しんできた患者さんに長いスパンで考えようというのは一見気の毒にも思えます。

しかし、じっくりやるべきなのです。

浮遊性のめまいの場合は・・・だとか、回転性のめまいは・・・と悩むことなくコツコツ取り組むことの大切さをお伝えしたいと思っています。

当院に通院される方にもご自宅での自己ケアを推奨しています。

刺激量を増やすことで改善につながるのだと考えています。

焦る気持ちはあってもじっくりとコツコツとやっていきましょう。

2023.2.15

できることなら鍼灸には来たくなかった!?

・鍼灸は勧められたけど決心がつかない

・鍼灸は恐いから躊躇している

・できるなら他の療法でなんとかしたい

上の例のように鍼は恐くてやっぱり嫌だという方は多いのはないかと予想しています。

ひどい症状で他の事ではどうにも改善しなかった方が来院されることがあります。

「本当は鍼は恐いんです」

「できたら来たくなかったんです」

「最終手段で仕方なく来ました」

ちょっと私も傷つくほど鍼は嫌だということを訴える方も中にはいらっしゃいます。

傷つくというのは冗談ですが、本当に決心をして来られる場合もあります。

でもずっと嫌だけど自分のため、体のためと言い聞かして通っている方も時々お見受けします。

多くの方は慣れて平気になるようです。

勇気を出して一歩踏み出してみましょう!

「なんや こんなもんか 大丈夫です!」

当院ではこんな感じになる人が一般的です。

2023.1.31

スポーツコンディショニング

前回はスポーツ障害(スポーツ傷害)について考えてみました。

今回はスポーツコンディショニングについて考えてみたいと思います。

一流のアスリートがまさかという結果に終わったり、野球のエースピッチャーが信じられない乱調だったりすることを時々見かけます。

たまたま調子が悪かったからだとか、精神的に弱いからだというのも違う気がします。

なぜいつものようにいかなかったのでしょうか。

なぜ調子に波が出てしまうのでしょうか。

これはコンディションに問題があったと言えると思います。

私は最高の状態で試合や競技に臨む身体づくり、競技成績の安定・向上、練習やトレーニング時にも良い状態で臨み故障を予防することなどが真のスポーツコンディショニングだと思います。

栄養の研究、マッサージなどの施術、筋トレ等のトレーニング方法、それにメンタルトレーニング等様々な研究が行われています。

これに加えて、もう一つ大切な事が身体のコンディショニングです。

もちろん上のいくつかと別物ではありませんが、コンディションの視点は大切です。

この点では鍼灸によるお手当が非常に効果的だと考えています。

 

私は、内臓や器官の不調、疲れ等が身体の状態に影響を与えていると考えています。

内臓などの不調(炎症等の身体からの情報)は神経で伝えられ脊髄を介して骨格筋(筋肉)を緊張させてしまいます。

これを内臓体性反射と言いますが内臓等の影響によって無意識のうちに筋肉のコンディションは変化しているということが言えます。

イメージ通りに身体が動かない、いつもの調子が出ないということには身体の内面が関係しているのです。

選手自身が感じないようなちょっとした内臓や粘膜の炎症でも、筋肉には微妙な影響を与えるのです。

2022.12.28

スポーツ障害

スポーツ障害(スポーツ傷害)に苦しんでいる選手は結構多いと思います。

最近ではスポーツトレーナーも活躍していますが、それでもまだ故障と闘っているアスリートも多いのが現状ではないでしょうか。

スポーツ選手の行う競技は一般の方では考えられないような過酷な負荷が身体にかかっています。

またトレーニングでも非常にハードな内容をこなしていると思われます。

しかし故障するのには、ハードトレーニング以外の別の原因があるのかもしれません。

例えば、呼吸器(のど、気管、肺など)が弱い人、または風邪を引いている時には首、肩関節周囲の筋肉を故障する可能性が高まります。

それは呼吸器の異常が首、肩周辺の筋肉を緊張させてしまうからです。

いつもと同様のトレーニングでも、筋肉の状態が良くない時に行えば筋肉を傷めたり炎症を起こしたりすることが予想できます。

しかし多少の痛みは我慢してトレーニングをする方もいるのではないでしょうか。

無理を重ねていくと慢性的な炎症となる場合が多いように思います。

スポーツの世界は厳しくハイレベルな競技を行う人ほどトレーニングを休むことを躊躇します。

トレーニングを休むことは不安や焦りに繋がります。

レギュラー争いやチーム事情が頭に浮かんでくるでしょう。

場合によっては休むことに罪の意識すら感じてしまうのではな いでしょうか。

以前のスポーツ界は間違いなくそんな雰囲気がありましたね。

それでも故障した選手に一番大切なのは思い切って休んで治療をすることです。

もちろんそれぞれの事情に配慮は必要です。

しかし治療も中途半端な状態で焦って復帰したものの再発し、長い治療期間が必要になることも十分考えられます。

私自身が高校時代にこの失敗をした悪いお手本です。

35年ほど前の私です。古い時代の投げ方ですね。

2022.11.28

乗り物酔いの正体は?

車に乗るのが苦手、船に乗ると気分が悪くなる等
乗り物酔いをしやすい方も結構いらっしゃいますね。
子供の頃エチケット袋持って乗っていた覚えがありせませんか。

乗り物酔いとは言うものの何に弱いのでしょうか。
車や船そのものが苦手な訳はありませんんね。
その答えはやはり「揺れ」です。

車でも船でも揺れると酔いやすいですね。
車の場合だとカーブが続くと酔ってしまうようです。

しかし揺れると絶対に気分が悪くなる訳ではありません。
調子の良い時は酔わずにうまくいくこともありますね。

では他に何が考えられるでしょうか。
そうです、私は耳のコンディションを重要視しています。
内耳の状態が悪いと乗り物酔いしやすいのです。

平衡感覚がうまく伝えられない時に、何度も揺れることがまずいのです。
揺れるたびに「何かおかしいい」という信号が出るのです。
したがって乗り物酔いには耳のコンディションを改善することが大切です。

ローラー鍼(小児針)等で内耳の反応点を刺激しましょう。
コンディションを上げると酔いにくくなります。

バス旅行、修学旅行等の備えに是非お手当して下さいね。
いい旅になりますように!

ご参考に 当院HPの「乗り物酔い」のページへのリンクです

2022.10.3

40歳以上で出産

先日Yahooニュースか何かの記事で見かけました。

40歳以上でご出産された有名人の方を紹介されていました。

水野美紀さん、平野ノラさん、田中美佐子さんなどが、

好きなママ芸能人ランキングとして紹介されていました。

上の方たちは42~43歳でご出産されたようです。

芸能界でご活躍の皆さんですから経済的には一般の方より余裕があったかもしれません。

しかし40歳を超えて初産となると様々なご苦労もあったのではないかと思います。

いろんな重圧もあったでしょうが、こういう例を見るとこちらも希望が湧いてきます。

当院でもこれ位の年齢での初産例もあります。

連絡をいただくと本当にうれしく思います。

40歳位になると、それぞれにいろんな思いがあると思います。

ただのちに、不妊治療を「もう少し頑張っておけばよかったな」とはならないようにしたいですね。

先日とある患者さんも後悔の無いようにしたいと話していました。

その方はまだ40歳にはなっていませんが、ご夫婦でもいろんなことを話し合っているようです。

2022.8.18

お灸をすえる

子供の頃、「やいとするで」と言われた記憶はありますか?

お灸、やいと等地域によって呼び名が違うこともあります。

昔は悪いことをした子に罰を与えるためにお灸をしていました。

また家庭でも大人が健康のために行っていました。

年配の方の肩や背中、腰などにはお灸をすえた痕(やけどの痕)を見かけます。

一昔前は本当に一般的だったんですよ。

子供の頃、祖父が大きな艾(もぐさ)を背中等にしているのを見ていました。

結構大きな艾が燃えきっていました。

あの頃は祖父も私も、私が鍼灸師になって仕事でお灸をするとは思っていませんでした。

「こんな悪い奴にはお灸をすえてやらないといけないですね!」

という表現は今でも残っていますが、一般家庭ではやらなくなりましたね。

それでも手軽にできる「せんねん灸」はご経験があるのではないでしょうか?

艾(もぐさ)を紙で巻いて、台座の上で燃やして火傷をしにくくした商品です。

手軽にお灸ができる優れものですよ。

当院でもお奨めしています。

今「やいとするで!」と言いながら無理やり子供にやってしまうと虐待と言われる可能性が高いですね。

お灸は罰則ではなく健康グッズとして使いたいですね。

2022.8.16

どこから来るのか!

「〇〇から来ている」

鍼灸院や病院その他施術所でもよく聞かれる言葉だと思います。

例えば、首から来ている、または腰から来ている、内臓から来ているなどなど。

これらの言葉は痛みや辛い症状の原因は何だろうかという時の回答です。

結構耳にすることも多いですね。

ただ私は「首から来る」と「腰から来る」と聞くと違和感があります。

何が来るんだろう・・・

神経の圧迫による症状という考えの時に言われることが多いように思います。

私は「内臓から来る」ということを大切に考えています。

内臓や器官の炎症は骨格筋の緊張に関わります。

これは鍼灸学校時代の教科書にも書いてありますよ。

鍼灸だけで通用する勝手な理論ではないですよ。

内臓の中でもどこから来るのかを反応点を基にして考えます。

しかし首や腰から来るというのは嘘だとは思いません。

筋肉や筋膜のつながりの関係から考えると納得できることが多いですね。

私は神経の物理的圧迫等より筋肉、筋膜の構造を重視します。

構造を考えると鍼灸施術のヒントが見つかるのです。

2022.7.16

皮膚と美顔鍼について

今回は皮膚についてのお話をしようと思います。
構造については簡単に書いています。
美の意識が強い皆さんですから詳しい方も多いかもしれませんね。

○皮膚の構造

表面からこんな順番で重なっています
・角層・表皮
・真皮
・皮下組織(主に皮下脂肪)
・表情筋等の筋肉(これは皮膚ではありませんが)

角層・表皮は皮膚の一番上の部分です。

その次は皮下組織があります。
真皮の下にあり、柔らかい組織で皮膚を深い部分と結合させています。
これがあるので、皮膚が下にある骨や筋肉から離れて余裕をつくって動けるのです。

その下は筋膜で、顔の場合は表情筋と言われる数種類の筋肉があります。

○どこに注目すべきか

やはり一番上の角層・表皮に注目すべきだと思うかもしれません。
もちろん大切ですので、空気の乾燥する季節は保湿に気を付けたいものです。
最も上にある角層が非常に大切な働きをしていることが分かってきています。

しかしもっと注目すべき場所は皮下組織と筋膜、顔の筋肉です。

皮下組織の状態は顔の張り、お肌の元気さに大きな影響を与えています。
ここの環境が悪いと張りのない状態になり、皺(しわ)の元になります。

鍼をすると、まずこの皮下組織の状態を変化させます。
自律神経系の働きを活発にさせ刺激になりこの部分が元気になります。
これが一つ目の大切な柱です。

もう一つは顔の筋肉ですね。
表情筋は表情を表す数種の筋肉です。
これらの緊張や炎症等の不具合が
皮膚を変に突っ張らせたり、引っ張ったりすることがあります。

また、もう少し深い場所にある咀嚼筋(そしゃくきん)にも注意が必要です。
咀嚼筋とは物を噛む時に働くいくつかの筋肉の総称です。

肩の筋肉が凝るように、顔の筋肉も凝りができたり緊張したりします。
鍼によって、反射という神経の働きが起こり、筋肉を元の状態に戻します。

余談ですが、膝の下を叩くと足がポンと上がるのも神経の反射ですね。
これは膝蓋腱反射と言いますが、これと似たことが鍼で起こっているのです。

表情筋や咀嚼筋が良い状態であることによって、
きちんと働くことが顔の美容にとって大切なことの二つ目の柱です。

当院HP内の「美顔鍼・美容鍼灸」ページのリンクです。

美顔鍼・美容鍼灸

2022.6.14

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